あのハーレーが電動バイクを発売
2019年8月にハーレーより電動バイクが発売されるとの事です。
「LiveWireプロジェクト」より開発されてきたハーレーの電動バイクですが、
「H-D Revelation」という商標が登録されているので、これが車名になると考えられています。
Revelationの意味は「啓示」・・・
さしずめハーレーダビッドソンからの啓示という事でしょうか
価格は2万9799ドル(約330万円)
公式ページ
走行動画なども公開されており、注目されていた「音」ですが、
ある意味電動バイクらしい、ジェットエンジンのようなサウンドでした。
ジャガーのEV「I-PACE」などでもあったような、意図的に鳴らしているサウンドなのですが、
ハーレーは、あの独特の排気音をアメリカの特許庁に登録している位なので、
どういう音を作り出すのか興味ありましたが、ある意味想像の範囲内だったという。。。
電動バイクの音といったら、こんな感じの音になるでしょうね。
気になるスペックは・・・
■航続距離はフル充電で177km。
ちょっと短い気がします。
日帰りツーリングでギリギリですかね。
■60マイル(時速96km)に達するまで3.5秒。
日本のSS(スーパースポーツ)はだいたい2秒台ですので、
驚くほど速いというわけではないですが、遅いというわけではないですね。
そもそもハーレーは速さを競っているメーカーでもないですし。
■ABSとトラクション・コントロールを搭載。
今となっては普通の装備。
■スマートフォンと連携し、
クラウドを通して施錠や解除、現在地を地図で表示、
走行アクティビティーの表示、充電の状況などの確認ができるようです。
ここまで来るとバイクというよりガジェットっぽい。
こち亀のネタで、60年代、70年代のレトロカーを電動に改造して売っていた両さんが、
購入者のわがままを聞き、
エンジン音のサウンドキットを取り付けたり、
車が振動するようなキットを取り付けたりと、
とんでも電動カーを作っていくというエピソードがありましたが、
そんな感じで無理やりVツインサウンドでも面白かったのではと思います。
電動バイクなのにドコドコサウンドってのにも期待してたのですが。
すごいとは思うが、寂しさも・・・
電動モータ駆動ですので、もちろんクラッチもありませんし、
鼓動どころか振動なんてないに等しいでしょう。
ハーレーはバイクの電動化に積極的なようですが、
車と異なり、極めて趣味性の高いバイクという乗り物にとって、
電動がどこまで受け入れられるかですね。
自分はスクーターではありますが、電動バイクに乗った事があります。
アイドリング音はもちろんないですし、
アクセルを開けた瞬間に飛び出していく感じに驚きました。
そして聞こえるのはタイヤのロードノイズのみ。
なんとなく静かすぎて気持ち悪かったです。
なんというか、バイクとは別の乗り物のように感じました。
時代といえばそれまでなんですが、
振動・鼓動などの「雑音」がないのはかなり寂しい感じがします。
ハーレー製の最新技術のマシンですし、
そこそこ売れるとは思いますが、同じ値段なら自分は日本のSS(スーパースポーツ)買いますね。
自分としては、ある意味時代に逆行していると言えるのかもしれないですが、
Kawasaki H2のスーパーチャージャーの方が遥かに魅力的に感じます。
トライアルやモトクロスでも市販車ではないですが、
電動化が進んできています。
ガソリンで動く乗り物は時代遅れになってしまうのでしょうか。
さらに時代遅れの2ストにばかり乗っている自分はどうなってしまうのでしょうかね。
自分はまだしばらくはガソリンで動く乗り物に乗っていたいと感じてしまいます。