バイク

【実録】実際にあおり運転の被害にあったらこうなった

2019年2月11日  

注目され厳罰化されるあおり運転

最近「あおり運転」「あおり運転」とニュースでもさんざんやっていますが、
自分的な感想は、「なぜ今さら?」なんですよね。
あおり運転なんて昔からあるのに、というのが率直な感想です。
あの高速道路の事件がひどすぎたっていうのもあるのかもしれません。
もちろんあおり運転の厳罰化には大賛成です。

自分はバイク歴30年以上ですが、
バイクなんか乗っていると特にあおられます。
車に煽られるのなんて、珍しい事ではないですね。

20代の頃は、雨の日も風の日も、それこそ雪でもバイクに乗っていた位、バイクに乗る頻度が多かったので、
あおられる事もしょっちゅう。

煽りとは少し違いますが、幅寄せなんかもしょっちゅう。
タクシー、トラックなんかは特に要注意。

自分は車も乗るのでわかりますが、
バイクは小さくてチョロチョロしてるので邪魔なんでしょうね。
バイク乗りの自分でさえそう思うのですから、
車しか乗らない人にとっては邪魔以外の何物でもないでしょう。
しかしバイク乗りにとって、車に煽られるのは、死の恐怖との戦いですから。
後ろから車に当てられたら、車と違ってむき出しのライダーは下手したら死にます。

昔から悪質な奴はいくらでもいましたよ。
ただそれが現在のSNSや動画サイトの普及や、
ドライブレコーダーやスマホの普及で多くの人の目にさらされる機会が増えただけです。

あおられたらこうなった話

20年位前の話ですが、自分は車に煽られたあげく、
そのままぶつけられ吹っ飛んだことがあります。

詳細はこんな感じでした。

ある片側二車線の流れの良い国道を夜間走っていた所、
後ろから速い車が接近してくるのがミラーでわかりました。

その時、たまたま遅い車を抜こうと右側車線に進路を変えたばかりでした。
運の悪い事に、その時乗っていたのがセカンドバイクだった最高時速90キロのスクーターでした。

遅い車を抜こうと右側車線に進路変更をした後に、
なんと追い抜かれまいと(?)遅かった車が若干スピードを上げたのです。
その時自分は左側車線の車と並走する形になってしまいました。
こちらはすでにアクセル全開90キロ。
これ以上速度が上がらず、左側の車の前に出られない状態。

抜くのは性能的に無理なので、アクセル戻して左車線に戻ろうと思った…
まさにその時に、高速走行車が接近してきたのです。
夜間ですいている道だったので、かなりの速度を出しているようで、あっというまに自分のバイクの真後ろにつきました。

最初はパッシング攻撃、つづいてホーンの連続攻撃です。
その時も左側には車が並走しており、左側車線には戻れない状態。
もちろんこれ以上スピードは出ないので、抜く事もできず、後ろにベタづけもされ速度を落とす事もできないという悲惨な状態。

図で表すとこんな感じです。

その間もパッシングとホーン攻撃はやまず。

現状避けようがないので、
「左側車線があいたら左に戻るよ」という意思表示だけでもと、
左ウインカーをつけっぱなしにしました。

しかし状況は変わらず左側車線には戻れない状態・・・

説明が長いのでずいぶん長い時間に思えますが、
高速走行車がベタづけしてから30秒間くらいの出来事です。
すると突然・・・

視界が逆さまにになりました。

そうです。
後ろから跳ね飛ばされましたよ。
時速90キロで。
一瞬何が起こったのか理解できませんでした。

アスファルト路面を火花を散らしながら滑っていくバイクが視界に入り、はねられた事を理解しました。
自分の身体も転がりながら路面を滑っていきます。
やがて身体も滑る事をやめ路上に転がった状態で脱力中・・・

とりあえず道路の真ん中にいたら、後続車に轢かれてしまうから逃げないと、
と思っていたら、周囲に車が何台か停止していました。
かなり派手に吹っ飛んだようで、
周囲の人達が救助活動をしようとしてくれていました。

自分をはねた車はどこにいたかと言うと、
自分の倒れていた所から数百メートル先。
自分の後方を走っていたバイクのお兄さんが全てを目撃していて、
逃げようとしていた(ここは本当かは不明です)車をバイクで追いかけて止めたと言っていました。

あおった奴はなんと・・・

自分を助けてくれた人達は口々に「大丈夫か?」と声をかけてくれます。
とりあえず手足は全部動くので折れてはいないようだった。
まだ寝転がったままだった自分を抱きおこそうとしてくれたバイクのお兄さんに、

「まだ動かしてはダメだ」と、声をかける初老の人。
するとバイクのお兄さん激昂。

「てめえがひいたんだろうが!」

自分をひいたのは、あのじじいかよ…
するとそのじじい、
「私は医者だから」

・・・・・・
・・・・・・

ほんとその時の気分は「・・・・」でしか表せません。
周りにいた人も同じように言葉を失ってましたね。
周囲の人々の助けの中、パトカーと救急車が到着。
それより前に加害者のじじいにも診察(?)を受けており、
骨折などはない事は確認済み。
各部の打撲と擦過傷のみ。

90キロで後方からはねられたというのに、まさに不幸中の幸いです。
救急車には待ってもらい、警察が一車線を塞いでの現場検証です。

確かにこちらにも過失はあります。
完全にスピード違反(制限速度は60キロ)。
性能を考えず抜こうとしたこと。

しかし、それを差し引いても邪魔なバイクを跳ね飛ばすという発想はすごいです。
「この速度でバイクに当たったら死んでしまうかもしれない」という発想より、
「遅いから抜きたい」という発想が勝つのでしょうかね。
加害者的には隙間を抜けると思った、と警察に言ったらしいですが、
もしそうならパッシング、ホーン攻撃の前に抜いていたはずです。

しかも自分は、右車線のさらに右側から抜かれないように、
ほぼ車線の中央にいたので。

世が世ならSNSで拡散して、
危険運転致傷罪が成立してもいいくらい悪質と考えてしまいます。

後日談として、加害者のじじいからは
謝罪の連絡などは一切なく、
担当のお巡りさんも連絡が何もなかった事を聞いて
「加害者なんだから謝罪の連絡はするべきですよ、と言ったんですけどね。」
と苦笑いしておりました。

クズな人間はどこまでいってもクズなんですね。

あおり運転の定義とは?

参考情報として、煽り運転について調べてみました。
そもそも煽り運転の定義とは何なのか?

「自動車等の運転中に車間距離を極端に詰めたり幅寄せを行ったりする行為をいう」

だそうです。

「車間距離を極端に詰める」というが
30センチや1メートルなら「極端に詰める」と誰でも判断できますが
例えば2メートルならどうなのか?

道路交通法的に必要な車間距離は、
下記の理由で具体的に何メートルとは定義されていないようです。

「具体的に何メートルの車間距離を保つ必要があるのかについては、
道路の構造及び 状況、天候、速度等のほか、
各種技術の性能により、個々具体的に判断すべきもので あると考えられる」
との事。

教習所の教本には、車間距離の目安が以下のように記載されているようです。

時速30km~60kmの場合は「走行速度の数字-15」(例:時速50kmで走行している場合は50-15=35m)

時速60km超の場合は「走行速度の数字と同じ」(例:時速100kmで走行している場合は100m)

まとめ

最近はドライブレコーダーなどの普及で、
あおられる事が確かに減ったような気がします。
どこから撮影されてるかわかりませんからね。
煽り現場を撮影した誰かがネットにアップした時点で、
人生が大きく変わる可能性ありますから。
バイク乗りにとってはいい傾向だと思います。

しかし、それさえも予想できないおバカさんもまだまだ多いので、
煽り運転には充分ご注意を。

間違っても自分が煽るなんて事はしないでください。

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