台湾一周ツーリング 旅日記

台湾一周バイクツーリング【9日目:9月2日】

2017年11月16日  

 

墾丁青年活動中心より引っ越し

墾丁青年活動中心のもう一つのお勧めポイント。
朝食がうまい。
初日はコンビニパンでびっくりだったが、昨日からは朝食が出た。
ホテルではお決まりのバイキング形式なのだが、何食べてもうまかった。
宿泊客がいないと、1泊目みたいな事になる可能性がありますが。

いい加減1500元のホテル代が財布を圧迫している事と、台湾でまだ1日もキャンプをしていない事、
また天気も良くなってきた事から本日墾丁のキャンプ場に引越しする事にした。
HAPPY PANDAキャンプ場は値段が高そう(400~600元?)な事と、実際に見て想像よりしょぼかった事からパス。
600元だとしたら、ホテル代とそんなに変わらないので(ツイン1500元なので一人あたり750元)墾丁で再安値だと思われる大園山キャンプ場に決める。
そこはなんと1泊100元。
快適すぎて名残惜しいが青年活動中心を後にする。
日程延長したかいあって天気も回復。
久しぶりの青空。
天気回復したらしたで、気絶しそうなほど暑いんですがね。

ようやく台湾初キャンプ

 

移動距離約1kmで到着した大園山キャンプ場。
はっきり言ってぼろい。
ファミリーキャンパーだったら怒るかもしれない設備。
だがそれでいい。
洒落たカウンターバーなどない。
だがそれでいい。
バーベキュースペースなどもない
だがそれでいい。

キャンプ場内にいたおじさんに100元を払い、さっそくテント設営。
設営後、Y氏が昨日行ってきた夏都(シャトー)ホテルへ一緒に行く。
正確には「墾丁夏都沙灘酒店(シャト ビーチ リゾートホテル)」。
映画「海角七号」でメインの舞台となったホテルだ。
正面からバイクで行くと警備員に止められるのは、Y氏確認済みなのでバイクは路駐。
ホテルの前はプライベートビーチだろうか。
台湾ではなぜか泳いでいる人をあまり見ない。
海水浴場でも水につかって水遊びみたいな人がほとんど。
水着を着ているという事自体非常にレア。
男も女も短パンで、ひざまで水につかって水遊びという感じ。
浜辺で甲羅干しなんて人もほぼいないので、日本の海水浴場とは雰囲気が違う。
台北の人は男も女も色白なので、日に焼きたくない感じ。さすがに田舎の人はサーファー並みに真っ黒なのだが。

もう一つの田舎へ来て気づいた点。
タトゥー率高し。
若者に限るが、男女とも結構な確立でタトゥーを入れてる。
コンビニ店員、ガソリンスタンド店員、キャンプ場の兄ちゃん、旅行案内所のお姉さんなどなど。
しかも結構目立つ部分にしている。
台北ではタトゥー率は低いが、それでも日本より多いと感じた。
台湾の友達に聞いたら、今流行ってるからとの事。
でも見える所にタトゥーがあると、オフィス仕事は難しいかもという事だ。ほんとかどうかは知りませんが。

ホテルのラウンジでビール

 
夏都ホテルのラウンジでコロナビールを注文してみた。
120元(当時レートで約330円)+10%サービス税。
コンビニでは50元位なのでかなり高い。
日本でお店で頼んだら6、700円するので、それに比べれば安い。
この時すでに金銭感覚が台湾仕様になっているので、120元がありえない程高く感じた。
しかし本日の宿泊費は100元なので、宿泊費より高いビールを飲んでいる事になる。
束の間のセレブ(?)感覚を味わう二人。
なんだかんだでホテルのラウンジに1時間位は滞在してしまった。夏都ホテルは美しいリゾートホテルだった。いつか泊まってみたいものだ。

その後昨日一人行動していたY氏の案内で台湾最南端「鵝鑾鼻」へ行く。バイク乗りは岬や、最南端、最北端など、とにかくはじっこが好きなのだ。
最南端キャンプ場(露営区)は閉鎖していた。
バイクを止めた場所から遊歩道を少し歩き、ついに台湾最南端到達。
正面はバシー海峡だ。
先にはフィリピンがある(もちろん見えないが)。
想像してみると、結構とんでもない場所にいる。
思えば遠くにきたもんだ。ついにここまで来たんだなあ。



Y氏は昨日ここに訪問済み。
自分も来たという事だけで満足するのですぐに最南端の場所を後にする。
滞在時間5分。こういう場所にそれほど思い入れはない。
来たという事実に意味がある。

最南端駐車場のそばの椰子の実屋で人生初椰子の実にストローをさしたものを飲む。
ココナッツ味じゃないのね。さっぱりしたジュースという感じ。

最南端から山の方に少し走ると絶景が広がっていた。
まるで北海道のような雄大さ。めちゃめちゃ景色がいい。

南に下がれば下がるほどヘルメット装着率は下がり、ここ墾丁でヘルメット被ってるのはレンタルバイクの旅行者くらい。
地元の人はほぼ100%ノーヘル。
ノーヘル、ビーサン、短パンが地元スタイルか。
最初は抵抗あったが慣れると大きな声では言えないが、気分爽快。ちなみに台北ではほぼ100%ヘルメット着用している。
(ちなみに本紀行2011年の3年後の2014年再訪問時にはだいぶヘルメット着用率があがっていた)
田舎だとバイクの交通ルールはあってないようなもので、ノーヘル、信号無視、逆走、4人乗りなど当たり前。
お巡りさんが目の前にいても何も言いません。
台湾のスクーターは日本の自転車って感じなのだろう。
ノーヘルを勧めるものではありませんので誤解のないように。
捕まっても責任もちませんし、事故って死んでも知りません。

観光地にはだいたいレンタルバイク屋があるので、台湾人旅行者がそれを借りて、フラフラと危ない感じで走ってますが、何度か事故、転倒を目撃した。
どれも大事には至りませんでしたが、けっこう怪我してる人も目撃。
ヘルメット装備、長袖、長ズボンなら怪我もなかっただろう。
また台湾行きの前に気になっていたトイレ問題。
オムツを買うかまで思っていた位悩んでいた問題。
来てみたら意外と問題なかった。
その理由の一つに警察署に書いてある「BIKE STATION」の文字。GIANTを生産している自転車大国の台湾。
自転車ツーリングはバイクツーリングより多いと思われる。
旅行中かなりの数のチャリダーを見かけた。
その自転車ツーリング人々の為に、警察署がトイレや工具などを貸してくれるようだ。
自分らは警察でトイレには行きませんでしたが。

また台湾のコンビニはトイレを貸してくれないとの情報もあったのだが、西海岸側はほとんどその情報通りトイレなしのコンビニが多かったのだが、東海岸側はほとんどのコンビニにトイレがあった。
店内にあったり、外にあったり色々だったが普通に綺麗だった。
また東海岸側は大きな公園もあちこちにあり、大体公衆トイレもあった。
なんだ日本と変わらないねという印象。
ガソリンスタンドもトイレある所が結構あり、何も心配ない感じ。
台湾ツーリングを計画していてトイレを心配してる方、心配無用です。しいていうなら西側で町と町の間など店一軒もない地帯も結構あるので、そこでもよおしたら大空の下で・・という事になりますが。
そういう状況は日本でも田舎とかならありえるので。

初の夜に人が大勢いる墾丁

 
夜の墾丁の町。昨日、一昨日とはうってかわってすごい人。大混雑。恐らくこれがデフォルト状態なのだろう。リゾート地だし。

関係ないが台湾のどこ行っても見かける滷味(ルーウェイ)とか言う食べ物の屋台。
ここ墾丁でも見かけるが、どうやって食べるのかがいまだに良くわからない。
見てると材料をザルに入れて選んでいる模様。
科学麺とかもあるので煮るのか?
最終的に鍋になるっぽいですが。
結局旅行の最後まで挑戦する機会がなかった。

また後に教えてもらって解決するのだが、ここで「海戦車」というものを見かけた。
名前が貼っているだけで、物が見当たらず何だかわからなかった。IPHONEで検索してもそれらしい物がHITしなかった。海戦車とは・・・・蟹の事だそうだ。

本日台北以外で初めて日本人を見かけた。
後にも先にも台北以外で見かけた日本人はここでの1組のみ。
後にタクシーの運ちゃんと話した時に、日本人が多く来るのは台北と高雄だけだと言っていた。

墾丁は若者が多い。修学旅行っぽい、おそろいのTシャツを着た団体。
高校生、大学生っぽいグループ。
それ以上の年齢層や、家族連れなどはごく少数。
おじさん二人組みは少々肩身がせまい。
またもや墾丁でおなじみの路上でビール。
台湾ビールは日本円で100円以下なので習慣になってしまう。
ビールとしての味は薄いので本物のビール好きには不評かも。

1泊100元の大園山キャンプ場だが、なんとあちこちにコンセントが設置。これでIPHONE、IPODの充電の不安はない。
コンセントを木にくくりつけただけの手作り感満点なので、感電しそうでちょっと怖い、などと思っていたら金属部を触ってしまい何度か感電した。


ワイルドすぎるキャンプ場のコンセント

このキャンプ場には自分達以外に一組の台湾人若者グループがいた。
ガスボンベ(でかいやつ)持参で焼肉、運動会で使うような巨大テント。おまけにノートパソコンで何かやってた。
キャンプスタイルが特殊かも・・・
自分もIPHONE使いまくっているので人の事言えないのですが。
特殊と言えばテントサイトにある木の台みたいなこれ。

以降、台湾の多くのキャンプ場で見かける謎の木の台。
どうやらこの台にテントを立てるようだが、これのせいでペグ打てない。
ペグが打てないとフライシートを張れないので、自分は台の横に立てた。
多分雨が多いため下から浸水しないようになんだろうけど。

ちなみにY氏は現在夜10時過ぎなんだがキャンプ場に帰ってきていない。テントは暑い、蚊がいるので嫌だ、大園山はジメジメしてるので気分よくないとダダをこね、町をブラブラしてどこかで仮眠すると言っていた。
だいぶ日数たっているのでわがまま発動か。
結局夜中12時すぎた頃にキャンプ場に帰って来た。
日本から持参の蚊よけシールあげるよ、あまり効果ないけど。
 

台湾一周バイクツーリング【10日目:9月3日】へ続く

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