天気は悪いが宿は極上
空はどんよりと曇り、小雨がぱらつく。
台風に比べればましだが、天気は悪い。
せっかくの台湾の最南端リゾート地「墾丁」に来たのに残念でならない。青い海が見たかった。
Y氏は昨日の転倒のダメージからか、部屋に篭っている。
傷も少し痛むようだ。
ちなみにこの青年活動中心(センター)は、言う事ないほどの極上宿。
お寺みたいな作りで綺麗だし(歴史上の建物をそのまま使っている?)、
歩けばすぐに海だし、部屋で無料のWIFIも入る。
2部屋に一つ個室みたいな前室がある。
前室で昼間っからビールのダメ人間。
どうみても宿にはまったく見えない。
朝食付きだったので食堂に行くが、誰もいない。
宿の責任者っぽいおじさん(英語ペラペラ)に話すと、用意させるとの事。
30分以上待っていたら、部屋におばさんが来た。
なんとコンビニのパンと牛乳を渡される。
コンビニに買いに行ったようだ。
台風の影響で宿泊者がほとんどいないようで、朝食(バイキング)が作れないようだ。
わざわざ買いに行くくらいだったら別にいらなかったんだけど。
思い入れのある恒春
Y氏は外に行く気がないようなので、小雨だったが一人であたりを見て回った。
台湾映画「海角七号」のメインの舞台となる隣町の恒春(ハンチュン)へ。
恒春名物の戦車
キャタピラの所に猫が
この映画が大好きで絶対来たかった町だ。
途中小雨もあがっていたのだが、恒春で猛烈な豪雨に見舞われる。
バイクで走ってると雨で前が見えない位の豪雨。
さすがに地元の人も雨宿りしていた。
15分ほどで雨もほぼやんだ。
南国特有のスコールだろう。
墾丁から恒春までは20kmほどあるが、バイクで全開に飛ばせば15~20分位。
信号はほとんどないし、信号あっても黄色点滅で快適に走れる。
海水浴場の入り口には警官が待機し、人が海に近づかないようにしている。
軍隊が大勢来ており、折れた木、枝、ゴミをずっと掃除していたのに感心した。
青年活動中心の道路を挟んだ正面に、セブンイレブン、スタバ、旅行案内所などが入った建物がある。
椅子やテーブルもあり、いごこちが良くてここには何度となく足を運んだ。
ちなみに現在は取り壊され別のお店になってしまったのがとても残念だ。
そのセブンイレブンでアイテムゲット。
台湾セブンイレブンのキャラクター「OPEN小将」日本語にするとしたら、オープン君。
台湾各地に出没(セブンイレブンあれば)しており、ご当地オープン君もたくさん。
最初ださいと思っていたが、この旅では彼にはかなり癒される事となる。
ちなみにキャラデザインは日本の電通だそうだ。
夜になってもY氏復活せず、夜は部屋でビールで充分との事。
仕方なく一人で墾丁の町へ。
昨日よりは人気がある。
しかしほとんどが10代~20代前半と思われる若者。
おじさんの自分はこの町で浮いている気がする。
屋台で何か買って、さっきのセブンイレブンの前で一人飲みを始める。
八八坑道というセブンイレブンで売ってる台湾高粱酒をあおる。
味はほとんど焼酎。
結局夜中まで路上で一人飲み。
12時過ぎるとひとっこひとりいなくなってしまったので、フラフラになりつつ宿へ戻る(宿まで数百mだが)。
その後部屋でY氏を叩き起こし、からんでいたようだ。最悪。