台湾一周ツーリング 旅日記

台湾一周バイクツーリング【11日目:9月4日】

2017年11月20日  

 

二子山温泉へ偵察

旅も11日目となった。
本来だったら今日の飛行機で帰っているはずの日だが旅はまだ続く。
いい目覚めだ。
昨日の夜遊んだ女の子の団体がまもなく台北に帰るようだ。


本日はここに連泊し、空身で二子山温泉に偵察に行く計画だ。
ここから約40kmで河原の入り口のある西林だ。
キャンプ場のお兄さんは気を使ってくれて、お風呂は何度入ってもいいですよと言ってくれた。
昨日一度しか入っていないので、日本人は風呂好きで何度も入ると思ったのだろう。
Y氏は何度も入る人なので大喜び。自分は1日1回で満足するたちだ。

そろそろ偵察へ出発。
ほんとに行ける所なのかを確認しないと。
貴重品以外の荷物はテントに置いてきたのでバイクが軽い。
西林の町までは約1時間。
しかし町に入った後迷いまくる。
道沿いに町の地を図発見するが、いまいちわからない。
あちこち走り回りなんとか許可をもらうという警察署を発見。
とりあえず今は警察署の場所だけ確認し、二子山温泉の経路を確認に行く。
ここまでわかれば出発前にGoogleストリートビューで確認しているので道はわかる。というか一本道だが。
二子山温泉の看板も発見し、ほどなく噂のゲートに到着。
ゲート開いてるけど・・・っていうか、ゲートの向こうにも暮らしている人がいる・・・家がある。



川は想像よりはるかに大きい川でびっくり。
自宅近所の相模川の三倍位ありそうだ。
河原入り口を発見し、少し進んでみる。
ここを8キロ歩くのか・・と軽く途方にくれる。
とりあえず入り口の場所がわかったので、さっきの警察署に行ってみる。

警察ではまさかの・・

 

中に入って二子山温泉について聞いてみる。
自分のつたない中国語能力なので、半分もわからないが。
お巡りさん曰く、「この前の台風で河原がめちゃめちゃになり、今は車では行けない。徒歩なら行けるが、だいたい3~4時間かかる。だいたい6kmから7km位ある。でも今行くのは河原が荒れているので、危ないからやめたほうがいい。また次回にしたほうがいいよ」という感じだった(と思う)。
なんと、今回の二子山温泉は今回の旅のメインといっても過言ではないのに・・・。
とりあえず、「もし行くんだったらまた来ます」といい、警察署を後にする。
最後まで「今はやめたほうがいい」と心配してくれていた。
非常に親切なお巡りさんだった。

どうしたものか・・二人で相談する。
警察署に申請すると恐らく登山の入山許可みたいな感じで、帰ってきたら報告するんだろう。
二子山温泉に行って帰りに増水して帰れなくなり、ヘリで救助された台湾人学生のニュースもネットで見つけて読んだ。
今は先週の激烈台風の直後だし、相当荒れているはず。
しかも天候が最近良くないので、山で大雨なんて降った日には本気で死ぬか遭難するかもしれない。
正直悩んだ。メインイベントだし。
申請し帰って来れなくなった等あった場合、外国人という事もあるし大事になるだろう。
多くの人に多大な迷惑をかける事は間違いない。
申請しないで工事が始まっていない早朝に河原に侵入する事も考えた。それなら何かあった場合は完全自己責任、仮に死んじゃった場合も単なる身元不明として片付けられるだろう。
いやいや、そんな簡単な話ではないな・・
二人で嫌というほど相談し、最終的に苦渋の決断をした。
今回は二子山温泉断念。中止するのも勇気だ。
今行くのは勇気ではなく、単なる無謀なのだろう。

あの川のでかさにびびったのも事実といえば事実。
気分を切り替え、キャンプ場に戻るとしよう。
瑞穂温泉まで数キロの所にあるセブンイレブン。
恒例のWIFLYを使ってメールチェック。

最近になってようやくY氏も給油の合言葉を覚えてくれたようだ。「95(ジゥウー)加満(ジァマン)」(オクタン95を満タン)。
最初の頃は、加満(ジァマン)が覚えづらいようで、「ブレーンバスターだっけ?」などと寒いギャグ(?)を飛ばしていた。
発音的は”ジャーマンスープレックス”のジャーマンで十分通じますが。

気分を取り直して一番最初に泊まろうとした紅葉温泉に入りに行こう。
ほどなく紅葉温泉到着。
水着必須の温泉。台湾ではそれが普通。
生まれて初めて水着着用で温泉に入る。
ほとんど貸切で誰もいなかった。
ほんとに有名なのだろうか。
正直紅葉温泉はいまいち。
まず水着着て入る事自体が気持ち悪い。と
りあえず台湾スタイルの温泉体験したので良しとしよう。

怪しい食堂でまさかの・・

 

風呂に入りお腹もすいてきたので、昨日の怪しい店へまた行く。
途中景色のいい場所の写真を撮っていて遅れた為、先に行ったY氏を追う。
店の前にY氏はおらず、地元らしき人がいた。
「あれ?おかしいな」と思い通り過ぎようとしたら、声をかけられた。なんとその地元らしき人はY氏だった。
旅で真っ黒になった顔、周囲に完全に溶け込んだ雰囲気から地元の人と間違えた。


今日は昨日のおばちゃんがおらず、お兄さんのみ。
魯肉飯(ルーローファン)と牛肉炒飯を注文。
どちらもおいしい。
入り口付近にあるゲームコーナーはこんな感じ。
地元の子供たちがカウンターストライクとかをやっていた。

次々とやってくる客・・結構繁盛している。
しかし、その誰もが怪しい。
2人に一人はタトゥーばりばり。3人に一人は上半身裸だったりする。
タトゥーも腕のワンポイントとか、そんな可愛らしいものではない。
また男も色白な台北とは異なり、ここら辺の人は漁師のように真っ黒に日焼けし、さらに凄みをアップさせてる。

Y氏曰く、「客が皆、松村雄基みたいに顔がいかつい」。
確かに、皆さん目つきがご立派な感じ。
人の事を気にしない台湾人のはずが、店に来る客は皆我々を注目。
確かにめっちゃ浮いてるし。
ちょっとびびり始める。
びびっても仕方ないので自分らもビール飲み始めると、注文してない物が出始める。
店の兄さんが「食べろ」と笑顔で持ってくるのだ。
サービスなのか、それすら不明。
店の兄さんも結構いかつい。
まずはなんか良くわからない魚のフライを持ってきた。
原住民の料理だと言っていた。
それとここら辺が名産の文旦やら、次々と持ってくる。

ビール3本位飲んだ所で、Y氏は「絶対やばいやばい。ぼったくられる」と、こそこそと騒ぎ始める。
自分は酔っ払ってどうでもいい感じになってきた。
Y氏曰く、「南米なら、ここらで睡眠薬を飲まされ、身ぐるみはがされる」(南米半年放浪経験者)。
自分は「キャンプ場帰ってもする事ないし、もう1本くらい飲もう」と誘うが、Y氏は「ちょっと出てくる」と、店を出て行った。

「逃げた・・」一人ぼっちになってしまったが、気にせず飲むしかない。
というか、どこに行ったんだよ。
さすがにこの1本飲んだら帰ろうと決める。ちょっと怖いし。
前方のカラオケがある部屋のソファーには、ちょっと前に来た若い女の子達が、ビール飲みながらカラオケ。
かなりの大音量。

後ろの席は松村雄基似のいかつい兄さん方。
すごい状況である。
Y氏はいまだ戻らず。
すると前の女の子達が、こっちに来て一緒に歌おうと声をかけてくる。「????」である。
おいおい、いったいどういう状況?
一応断ったが、何度も誘ってくる。
もうやけくそで歌っちゃおうかなあ、と思っていた頃にY氏帰還。
まさか戻ってくるとは思わなかった。
Y氏は既にかなり酔っていたのだ。
記念のサインをもらう為に、彼が南米を旅した時のフライシートと、俺の謝謝台湾Tシャツを取りに行っていた。

完成形のY氏は、調子に乗って女の子達の席へ移動。
仕方ないので自分も参加。料理もさらに増える。
もちろん注文などしてない。
女の子達も相当酔っ払っているらしく、一人の子がY氏の膝にリバース。
吐きやました。
既に店のお兄さんもビール飲みだし、カラオケにも参加。
何がなんだかわからない状況。

「檳榔は試した事あるか?」と聞かれ、「ない」というと、兄さん檳榔くれる。
人生初檳榔。まずすぎて死ぬ。すぐ出した。
Y氏は酔って完成形なのだが、いまだ警戒モードは解除せず。
「この子達は絶対ホステスだ」とか、「次は絶対睡眠薬入れてくる」などと言っている。
一人の子が、ちょっとセクシーな感じな曲を歌いだした所で店のおばちゃんが何故か引き戸を閉め、Y氏の警戒モードがMAXに。
「やべえ、やべえ。絶対やべえ」と。自分はと言えば、ここまできたら多少ぼったくりでもいいか位には思っていた。

ごついお店のお兄さんは女の子達に「小胖(おでぶ)」と呼ばれてた。ピンクのTシャツを着ていた子が太魯閣(タロコ)族で、かなりの美人。
アイドルやってもおかしくない位にかわいい。
もう一人の子が布農(ブヌン)族。
英語ペラペラなのでY氏も会話可能。
店のお兄さんは漢民族だそうだ。
女の子二人は同級生だそうで20歳と言っていたがほんとだろうか。
高校生位に見えるんですけど。
Y氏はタロコの子にサービス?の豚のほほ肉の炒め物を「あーん」をされ、特別警戒モードになっていた。
警戒しながらも楽しそうなんですけど。


ちなみに墾丁で謎だった「海戦車」が蟹だという事はこの子達に教えてもらった。
彼女達も帰り、自分らもちょっと落ち着きを取り戻し、ドキドキの会計。
いったいいくらだろう。ビールは最低7、8本は飲んでるし、それに飯と麺・・・あとはなんだっけ?。
すると兄さん勘定を始め、580元だけど、550元にまけとくよとおっしゃった。
おいおい・・確かコンビニでもビール中瓶1本50元くらいでしょ。
安すぎなんだけど。
注文してない料理はもちろんサービスだったし、帰り際に文旦のお土産までくれて、Y氏とともに疑いの目をもっていた事を深く反省。
正直感激しました。
全身タトゥーばりばりのいかついお兄さん達とも話したのだが、「うまい物食って台湾楽しんでって」とか言われたし。

さっきの女の子達に「この店に日本人は来る?」と聞いたら、温泉には結構来るけど、この店には来た事ないそうだ。
そりゃそうか。旅行者にはしきいが高い。
紅葉温泉に行く事があれば、ぜひこの店にも行ってみてほしいです。一見怖そうですが、全然大丈夫。
生の台湾を感じる事ができるはず。しかも料理もうまくて安い。

本日の走行距離:西林までの往復 約100km

 

台湾一周バイクツーリング【12日目:9月5日】へ続く

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