キャンプ場出発
旅12日目。
ついに当初の予定を越えてしまった。
そろそろ出発なのでテントを畳んでいたら、昨晩ここに来たこの前とは別のバスのグループのおじさん、おばさん達に話しかけられた。
台中から来ていて、今日台東に向かうそうだ。日本語のできるおじさんが一人いて、色々質問攻めにあった。テントに興味津々だった。
ジャニーズのタレントになったかのように10人以上のおじさん、おばさん達に囲まれる私・・・。
その時Y氏は朝風呂に。
今日は明日タロコ渓谷を経由し、台湾国道最高地点に行く為の準備として花蓮まで進む予定だ。
今日一気に国道最高地点まで行ければいいのだが、それだと走行距離が300km近くになり無理がある。
出発前、キャンプ場のお兄さんと記念写真を撮った。
ここにはぜひまた来たいと思った。
途中、昨日偵察に来た西林市を通過。
二子山温泉を断念した事を残念に思う。が、仕方ない。
花蓮まで近距離の移動なので、洗濯物などをザックに縛り付けての走行。かっこ悪いがこれですぐに乾く。
2時間もかからずほどなく花蓮市へ。
それもそのはず瑞穂温泉から約50km位。
花蓮市のセブンでトイレ休憩。
しかしながら本当に暑い。
暑すぎるので、中規模以上のセブンイレブンにはだいたいある店内のイートインスペースで休憩。
日本にも昔あったスラーピーを堪能(スラーピーを知ってる人はある程度のお歳ですね)
思楽冰と書いてスラービン
いつまでもセブンイレブンにいても仕方ないので、暑い中出発。
花蓮にある台湾銀行へ。
Y氏の台湾元がなくなりかけているので、持っていた日本円を両替する為だった。
自分もついでに帰りのバス代等の為残していた日本円5000円を両替。
日本に帰ったら空港のATMで日本円をおろせばいいし。
花蓮の印象はちょっと荒々しいというか、騒々しいというか、中国っぽい印象。
町はごちゃごちゃしてるし、バイクはアナーキーに走り回り、車はクラクションがんがん。
昨日まで静かな山の中にいたので、少々疲れる。
まだ15時前だが早々に宿を決める事に。
地球の歩き方に載っていた某日本人経営宿に行ったが満室との事。
そこで教えてもらった大統飯店へ。
値段交渉し1800元を1600元(当時レート約4300円)に。
今までと比較してもかなり高め。
他を探すのも面倒なので、ここに決めてしまう。
高めなので部屋は綺麗だが、お湯の出が悪かったりいまいちな感じ。
台湾初電車
まだ14:30位なので二人で相談し、電車に乗ってみようという事に。
自分は中国で地下鉄に乗った以外、海外初電車。
しかし後々考えると、この時に電車に乗る必要は全然なかった。
あとあと嫌っていうほど乗る事になるのだ。
駅前の有料駐輪場にバイクを停め、花蓮駅へ。
駅前の果物売りで、フルーツ好きのY氏は釈迦頭を買う。
台東付近名産のお釈迦様の頭に似た果物。
どんな食べ物かまったくわからず1個買って、今食べるから切ってくれと言ったら、この果物は切って食べるのではないと食べ方を教えてくれた。
ちぎって食べるのだそうだ。
自分も少し食べたが、食感、味があけびに似てると感じた。
自分は熟女好きではないが、台湾のおばちゃんは可愛らしい人が多いと思った。
ここの果物売りのおばちゃんも可愛らしい人だった。
時間と相談し、19時位に花蓮に帰ってこれそうな南澳(ナンアオ)まで行ってみる事にする。
買い方は窓口に電車の番号と行き先を言えばなんなく買える。
ホームの売店でビールとパイナップルケーキを買う。
そして乗車。
乗ってみると日本と全然変わらない。
車体は川崎重工製だった。
Y氏、ほんとに帰ってこれるか心配し、大好きなビールも飲まない。
なんとかなるでしょう。
なんとかならなかったら駅泊もまた楽しいはず。
ここで事件発生。
「和平」という駅には工場があるようで、ちょうど仕事終わった通勤客がたくさん乗ってきた。
その客の一人が、自分らの席に来て、「ここの席だ」と言って席を代わってと言われる。
なんの事かわからず、切符を見せる。
切符をよく見ると書いてあるのだが、「和平 以後無座」中国語がわからなくても推測できると思うが、和平駅以後は席がないという事。
それを笑って教えてくれた。
席がなくなった我々。
仕方ないのでトイレのある連結部分で南澳までしのぐ。
見れば席なしの人も結構いるようだ。
それほど時間はかからず南澳へ到着。
ここで下車だ。
南澳駅前でまったり
南澳はのんびりした田舎の駅という感じ。
着いたはいいが特にやる事はない。
ただ電車に乗りたかっただけなので。
やる事と言えば花蓮までの切符を買う事くらい。
Y氏が心配するまでもなく、問題なく切符は買えた。
帰りは花蓮まで席もある。
満席だったとしても、さきほどのように席なしでいいなら乗れない事はないようだ。
帰りの電車の時間まで駅前で出発までボーっとしていた。
こういう時間もいいものだ。
のんびりした所でかなり気に入った。
18時すぎて辺りはすっかり暗くなっていた。
南澳から予定通り19時すぎに花蓮に戻る。
有料バイク駐輪場からバイクを引き上げ、ホテルへ帰還。
台湾一うまいワンタン屋?
その後花蓮にある台湾一うまいと言われているワンタン屋へ行ってみる。
偶然にも泊まっているホテルのすぐそばにあった。
液香扁食店。
店の写真を撮る人がたくさんいたので、本当に有名なんだろう。
噂のワンタンを頼む。
結果・・・・好みもあるのだろうけど特においしくなかった・・。
感想と言えば・・普通・・。
しかも結構な量があって飽きてくる。
ワンタンだけではものたりず、近くのカキ氷屋へ行く。
いつもの事だがびっくりするほどでかい。
マンゴー味とストロベリー味の綿綿冰(雪花冰)。
味は激ウマなのだが、いかんせん量が多すぎ。
腹の弱い自分は見事にお腹を壊した。
本日の走行距離:70km