墾丁撤収
朝になると雨はやんでいた。
するとキャンプ場の遠くのほうに見慣れたテントを発見。
なんと見慣れたY氏のテントだった。
キャンプ場がどこもシーズン終了で終わっていて、夜に結局ここに来たそうだ。
もちろんY氏も昨夜の雨の被害をうけており、テント内びちょびちょ。
本日の天候は曇り。
昨日よりはよさそうだ。
観光にはまあまあの天気かもしれない。
カンカン照りの方が南国っぽくていいのだが。
本日は恒春（ハンチュン）をゆっくり見に行くつもりだ。
Y氏は今日緑島に向かって出発するという。
緑島に行くのなら、19日には台北に戻らなければいけないので、確かに今日出発しないと厳しい。
Y氏は撤収を始めている。
それを見ていると何となく自分も緑島に行ってみたくなってきた。
結局、緑島への同行を切り出す。
昨日別行動を提案しておきながら、我ながら勝手かもしれない。
Y氏は同行を快く承諾し、結局元のサヤに戻る。
別行動はわずか1日だけだった。
ちなみに昨日Y氏は蒸し暑さからほとんど夏都（シャトー）ホテル(のロビー)にいたそうだ。
再合流決定
緑島に向かう事が決定したので、自分もテントの撤収を急いで終わらせた。
Y氏は墾丁から東側への抜け方をまだ知らなかったので、一緒にバス停に行く。
北にある枋寮（ファンリャオ）へ向かうべく、高雄行きのバスに乗る。
手をあげて止めたバスの運転手に「枋寮」のメモを見せたら、このバスはそこには行かないと言われた。
2台目のバスに乗車。今度のバスは行くようだ。
枋寮まで161元（約430円）。
枋寮には約1時間で到着。
ここから電車で台東へ行く。
墾丁はどんよりとした曇りだったのだが、ここまで北上すると快晴。
のんびりとした枋寮駅前。
なかなかいい感じの所だ。
駅舎で切符購入。
台東まで223元（約600円）。
電車が来るまでまだ1時間くらいあるので、駅前の食堂で何か食べる事にする。
Y氏はカレー。
自分は暑いのでカキ氷のみ。
相変わらず巨大。
Y氏のカレーにおまけについていたスープがめちゃおいしかったので、これはなんという名前のスープかと聞くと、四神湯（スーシェンタン）というようだ。
後で台北でも探したが、見つけられなかった。
発車時刻が近くなってきたので駅のホームへ。
枋寮駅ホーム電車を待っている時、軍隊車両が通過した。
ほぼ時刻通りに列車は来て、乗り込む。
山越えに入るとトンネルの連続。
バイクでは相当大変な東側への山越えもあっという間。
もう東側の知本駅だ。
有名な知本温泉のある所。
枋寮から70分で台東着。
なんかあっけなすぎる。
台東駅前に出ると、名産の釈迦頭が売っていた。
緑島上陸準備
駅内にある案内所で緑島への行き方を聞くと、船のチケットは奥にある旅行代理店で買えるそうだ。
帰りのチケットもセットで購入する事にする。
本日は台東で1泊し、明日の朝に緑島に上陸する事にした。
緑島では2泊予定。
船のチケットを入手し、台東でのお宿探しへ。
台東駅前にはびっくりするほど何もない。
ただ広大な敷地が広がるのみ。
ちょっと歩けば何かあるだろうと思うが、何もない。
地球の歩き方をよく読んでみると、市街地は台東駅から数キロ離れているとの事。
以前はその市街地の所に台東駅があったそうだが、その駅は現在は廃止になっているそうだ。
今いる台東駅は後から作った新しいものらしい。
しかしそれにしても何もなさすぎる。
市街地まで歩ける距離ではなさそうなのでタクシー乗車。
タクシーで10分くらいで市街地到着。
しばらく歩き、2件目のホテル（1件目は満室だった）金安旅社にチェックイン。
なんと台湾最安値ツイン600元（約1600円）。
一人800円なので、どんな部屋でも文句言えないと思ってたら全然普通だった。
夜は台東の夜市へくりだす。
寂れた感じの夜市だが、人も少なく落ち着ける。
ホテルの数件隣にある店で鶏肉飯（ジーロウファン）を買う。
玉子有りで35元（約90円）。夜市の路上で食べる。
台湾で食べたものの中でトップクラスにおいしい。
その頃Y氏は、台東にある念願の九州ラーメン屋へ。
鶏肉飯と比べるとだいぶ高級だ。
食べかけで見栄えが悪いが激うま
台東は物価が比較的安い感じで、人もそれほど多くない。
郊外に出ると北海道のような広大な風景。
これといって何もないがお気に入りの街になった。
連泊してもいい感じだと思うが、明日は緑島へ行く。
夜になりプチ事件発生。
Y氏、胸の不調を訴える。
胸が痛いとの事。
症状を聞くと、どうやら気胸っぽい。
自分は今まで気胸を2回やっている。
肺に小さな穴が開いて、息をすると痛む。
ひどい場合は呼吸困難になるので手術が必要だが、軽い場合は自然治癒を待つのみ。
「肺に穴」と聞くと、とんでもない病気に聞こえるが、たいした事はない。
自分が2回目になった時は、タバコも吸っていた。
現状の痛みは歩けないとか、寝れないとかではないそうなので、おそらく軽度だと思われる。
しかし、ひどくなるとやばいので、Y氏の状態はしばらく注視していなければ。
