台湾 旅情報

台湾をバイクで一周ツーリングする前に知っておきたい8つの情報

2017年9月15日  

 

「台湾をバイクで一周したい」
そう思った時にこのページを見れば、すべての疑問が解決します。

台北ではバイクをレンタルできない?

「台北では外国人にバイクを貸してくれない」という話を良く聞きます。

自分が初めて台湾一周ツーリングをしたのは2011年になります。
初めての台湾一周は台北から出発したかったので、
当時台北でバイクをレンタルした時も苦労しました。
そのレンタルバイク屋では台湾人の保証人が必要との事で、
ちょうど案内してもらっていた台湾人の友人に保証人になってもらいました。

実際に台北のレンタルバイク屋の多くは、このように外国人には貸したがらないようです。
ですが、探せば台北にも外国人にも貸してくれるレンタルバイク屋はあります。

2017年の5月に下記の店で問題なく借りる事ができました。

チェーン店のようで台湾全土に多数の店舗がありますが、
自分の借りたお店は「台北站前店」です。

Google Map

ストリートビュー

宝くじ売り場にもなっていて、
店の前にレンタルバイク屋の特徴ともいえる大量のバイクがありません。
ご安心ください。バイクは店の奥にしまってありました。

実際に借りた時の流れです。

外国人に貸してくれるかわからなかったのでドキドキしながらお店のおばちゃんに、
「我想租機車」「I want rent a moto」を連発しました。
つたない中国語と英語でこちらが外国人である事は説明不要でしょう。
おばちゃんは英語で「License Card」と言うので、
日本で取得済みのJAF発行の中国語翻訳文を出しました。

免許証の中国語翻訳文の取得方法は下記


おばちゃんはそれを確認すると、「向こうのセブンイレブンでコピーしてきて」
と言っているようでした。
(上のストリートビューの右側を確認すると数軒先にセブンイレブンがあります)

セブンイレブンでコピーし、コピーした中国語翻訳文をおばちゃんに渡しました。
その後、申込み書に名前などを記入し終了です。
パスポートのデポジット等も不要でした。
料金は24時間900元。
台北なのでちょっと高いですね。

申込み書記入後、奥の部屋に連れて行かれ、「これだ」という感じでバイクを指定され、
自分で店の外に出します。
店の奥にゴミのようにゴロゴロ転がっているヘルメットも借りました。
(もちろん無料)

バイクのキー等の操作をひととおり教わり、いざ出発です。
ちなみに台湾のレンタルバイクでは珍しく(というか初めて)ガソリンが満タンでした。
なので、「返す時に満タンで返してね」と言われました。
台湾で何度もバイクを借りていますが、
こんな事は初めてなので、たまたま満タンだったのかもしれません。

以上で台北で無事バイクのレンタルができました。
この店のチェーン店であれば、どの店でも借りる事ができると思います。
ですが、記載した店舗以外では実績はないので保障しません。

ガソリンスタンドで満タンって何て言う?

 
台湾でバイクをレンタルした場合、ガソリンはほとんど入っていません。
なので、バイクレンタル後にまず向かうべき先はガソリンスタンド。
そこでガソリンを満タンにするには何と言えばいいのか。

「ジャーマン」(漢字では「加満」)
これで満タンにしてくれます。
なんだかプロレスの技のようですが、問題ないです。

またガソリンには種類があるので、それも指定しないといけません。
「92」「95」「98」とオクタン価によってグレードがあります。
数字が大きいほどオクタン価が高いです。
バイクを借りる時、ほぼ確実に店員さんが、「ガソリンは〇〇を入れてね」
と言われるので、それを指定します。

中国語で「92」「95」「98」は「ジゥアール」「ジゥウー」「ジゥバー」
と発音しますが、中国語はイントネーションで意味が変わってしまうので、
通じない事もあるでしょう。
その場合、英語でも指さしでも何でもいいので、どうにかして数字を伝えましょう。
相手は人間なのでわかってくれますw

スクーターの場合、ほとんどが「95」のようですが、
古いバイクなどは「92」の事もあるようです。

ガソリンスタンドの場所は、レンタルした時に店員さんに聞けばいいでしょう。
モバイル環境があれば、こんな便利なアプリもあります。
台湾全土のガソリンスタンドの場所がスマホで確認できます。

加油小幫手
加油小幫手
開発元:Tsu Yuan Hsueh
無料
posted with アプリーチ

ちなみに有名な話ですが、南に行くほどバイクは借りやすくなります。
高雄まで南下すればレンタルに苦労する事はほとんどありません。

二段階左折

日本でもいちおうバイクの二段階右折がありますが、ほとんど実践されていません。
免許を取る時の学科で習う程度ですね。
しかし台湾では都市部の大きな交差点では、ほぼ確実に二段階左折です。
「左折」なのはご存じの通り、台湾は日本とは逆の右側通行の為です。

標識と方法は台湾の交通局のページにありました。

実際はこんな感じ

初めて二段階左折した時は、
待機所で待っているとバイクが自分に向って突進してくるようで非常に怖かったです。
慣れればなんて事はないのですが、
重いバックパックを背負って低速で直角に曲がるので、
慣れるまで転びそうになったりしました。

左のバックパックを背負っているのが私。国旗とかつけててアホみたいです。

 

トイレの心配

お腹の弱い自分にとっては切実な問題のトイレ。
初台湾ツーリング前には心配したものです。
結論から言うと、何も心配する事はありません。

都市部であればデパートでもお店でもトイレのある場所は多いです。
都市部のコンビニにはトイレのない事も多いですが。
逆に地方に行くと、ほとんどのコンビニにトイレがあります。
観光地、公園などにも公衆トイレがあります。

地方のセブンイレブン。看板にトイレマーク。ほとんど日本と同じですね

モバイル環境があれば超便利

現地でスマホなどが使えると超便利です。
GoogleMapで地図も見れるし、ネットで情報収集、直前での宿の予約などなど・・
自分はもうモバイル環境がないとダメな体質ですw

それにはいくつかの方法があります。

・FreeのWifiを使用
・WIFLYを使用
・モバイルルーターをレンタル
・現地でSIMカードを購入する

それぞれにメリット・デメリットがあります。

FreeのWifiを使用

メリット:費用が一切かからない
デメリット:台北市だけであれば問題ないが、地方では無料Wifiスポットが少ない

台湾を一周するのであれば、地方ではモバイル環境は使えません。
なので現実的ではないです。
台北でだけモバイル環境があればいい人用ですね。

WIFLYを使用

メリット:費用が安い
デメリット:WIFLYスポットがないと使えない

自分が初めて台湾一周ツーリングをした時に使用した方法です。
値段も1か月で500元とかなり安いです。
WIFLYスポットは台湾全土にありますが、地方だとセブンイレブン限定のようになります。
セブンイレブンは地方でもそこら中にあるのであまり困りませんが、
道中など何もない所では使えません。
ちなみに離島のセブンイレブンでもWIFLYは使えました。

購入はセブンイレブン・モスバーガー・オンラインで購入が可能です。

WIFLY公式ページ

モバイルルーターをレンタル

メリット:電源さえはいっていればどこでも通信可能
デメリット:値段が高い

成田空港などや、ネットで現地向けのモバイルルーターをレンタルする方法です。
最近良く広告を見かける「イモトのwifi」などがこれです。
この中で最も料金が高いので自分は使った事がありません

現地でSIMカードを購入する

メリット:料金がまあまあ安い
デメリット:SIMフリーの端末を持っていないと使用できない

SIMフリーのスマホがだいぶ安く買えるようになったので、
現在の主流はこれではないでしょうか。
現地の空港でSIMカードを購入する方法です。
自分の場合、中華電信か、台湾大哥大を使った事がありますが、
使った感想としては、速度やエリア等あまり違いはありませんでした。

細かい事を言えば、まだ他にもモバイル環境実現の方法はありますが、
有名どころの方法としてはこんな所でしょう。

たまにバイクに貼られる駐禁のような紙


ちゃんとした駐車帯に止めていたのに、
こんな紙がバイクにつけられている事があるかもしれません。
自分も初めて見たときは、駐禁のキップ切られた?と思いました。
それにしては料金が20元と安いし変だなと。

その時は宿泊していた宿の人に聞いた所、
駐車禁止ではなく、駐車料金でセブンイレブンで払えばいいと教えてもらいました。
「停車繳費通知單」というのが正式名称です。

セブンイレブンのレジで紙を渡せばピッとしてくれますので、
そこでお金を支払えば終了です。
レンタルバイクなのでバックれも可能ではありますが、
最終的に請求はバイク登録者にいきます。
そんな事をしていると、ますます外国人にレンタルバイクを貸してくれなくなるので、
必ず支払うようにしましょう。

治安・交通ルールについて

治安などについては、ほぼ日本並みという感じです。
台北駅周辺など、深夜でも女性の一人歩きを見かけます。
台北駅前で野宿の経験もありますが、
浮浪者の訪問と職務質問以外の変わった事はありませんでした。

田舎にいけばいくほどもっと緩くなります。
鍵をつけっぱなしのバイクや、荷物をバイクに置きっぱなしなど結構見かけます。
それでも持っていかれないようです。
過剰な反応は不要ですが、外国は外国なので自己防衛の意識は忘れない事が必要です。

田舎では他の点で注意が必要です。
交通ルールがめちゃめちゃになってきます。
ノーヘル、逆走は当たり前、信号無視も普通です。
また台北市内ではマナーの良い車乗りのマナーが悪くなってきます。
ものすごい飛ばす車、車線変更を繰り返す、バイクのギリギリを追い越すなど、
台北ではあまり見られない光景が普通になってきます。

自分が一番怖くて注意していたのは、
脇道やお店の駐車場などから出てくる車やバイクが、
走行車線をまるで見ないで一気に出てくる人が多かった事です。
注意していないと、走行車線のこちら側が急ブレーキをかける事になり、
非常に危険でした。

外国で事故など起こしたら洒落になりません。
充分な注意が必要です。

暑さについて

夏休みを利用して台湾ツーリングをする事が多いと思いますが、
言うまでもなく台湾は暑いです。
沖縄より南ですから。
バイクに乗っているとついつい止まりたくなくなって
走り続けてしまいがちですが、意識して水分を取らないと
たちまち熱中症になりかねません。

また日焼けについても注意が必要です。
日焼けしてもいい人ならいいですが、
半袖で走行していると、笑える位日焼けします。
自分の場合、初台湾一周ツーリング時、人生で一番黒くなりましたw

おまけ:台湾でのキャンプ

自分の場合、台湾に行くと必ず一日はキャンプをします。
台湾ではアウトドアはまだ発展途上のようで、
日本のように人気のキャンプ場は満員なんていう事はありません。

料金も高めで400-700元位します。
700元あれば地方なら安宿に余裕で泊まれます。
なので、よほどお好きな方以外にはお勧めはしませんが、
外国でのキャンプというのもいいものです。


2011年当時作成したものなので情報が古いですが、台湾キャンプ場マップです。

 

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