目次
- 1 新型ラズベリーパイ”RaspberryPi4″発売
- 2 RetroPi4.5.1導入手順
- 2.1 ラズベリーパイ4にRetroPi4をインストール
- 2.2 マイクロSDカードをFAT32へフォーマット
- 2.3 RetroPie4.5.1のイメージをダウンロード
- 2.4 Win32DiskImagerで上記イメージをマイロSDカードに書き込み
- 2.5 ラズパイ4にマイクロSDを挿入し起動
- 2.6 Rasbian Buster Liteをダウンロード
- 2.7 書き込んだSDカードでRaspbian Buster Liteを起動
- 2.8 Wifiを設定。SSHを有効(作業効率UPの為)
- 2.9 gitコマンドでRetroPi4をインストール
- 2.10 インストール完了後、Update,Upgradeを実行
- 2.11 retropie_setup.shの実行
- 2.12 SDカード領域拡張
- 2.13 RetroPi4の設定
- 2.14 【補足情報】この方法でもRetroPi4がインストールできました
- 2.15 ntpの設定(時刻が気になる人)
- 2.16 軽くはまった所
新型ラズベリーパイ”RaspberryPi4″発売
2019年の後半にラズベリーパイの新型が発売されました。
4になって、大幅にスペックが上がったようです。
値段も大幅にアップしましたが・・
RaspberryPi3BではSEGA Saturn、DreamCast、Nintendo64が
起動は一応するのだが、遅すぎて遊べないレベルだったので、
これらが快適に動くのなら試してみたいと思った次第です。
これまでRaspberryPi3Bで、2台RetroPiを導入しました。
1台は、ガラステーブルにモニタを無理やり固定して、
ゲームセンターのテーブル筐体のように。
もう1台はPICADEというキットを個人輸入して、
小型の筐体にしてみました。
本音を言えば、TAITOのARCADE1が欲しいのですが、
値段はいいとしても、大きすぎて置き場所に困ります。
本気で欲しいのですがね・・・
ラズパイ3Bでレトロパイのセットアップを2台実施済なので、
楽勝と思っていたら、
かなりてこずったので、備忘として、
raspberry pie4にretropie 4.5.1をインストールする手順を記録しておきます。
正直こんなに苦労するとは思いませんでした。
そもそもの話なのですが、
公式にはラズパイ4にはretro pie4はまだ未対応なので、
自己責任という事で。
RetroPi4.5.1導入手順
ラズベリーパイ4にRetroPi4をインストール
どうせなら、と思いマイクロSDは256GBを購入。
相性問題もあるようですが、
あまり考えずAmazonで安かったSamsung購入
マイクロSDカードをFAT32へフォーマット
以前も使っているSDカードFormatter4.0でフォーマットするが、
なぜかexFATになっている…
256GBだから?
仕方ないので、中華エミュレーターの参照できないフォルダを操作する時に使った、
DiskGeniusでフォーマットする
怪しいソフトですが、かなりお世話になっています。
右クリックで「現在のパーテーションをフォーマットする」を選択し、
FAT32を選択します。
RetroPie4.5.1のイメージをダウンロード
RaspberryPi4用はありません。
Raspberry Pi2/3用をダウンロード。
Win32DiskImagerで上記イメージをマイロSDカードに書き込み
書き込み先はくれぐれも間違えないように。
ラズパイ4にマイクロSDを挿入し起動
まったく起動しません。
読み込みの緑LEDも点滅せず。
やはりラズパイ4でRetroPie4.5.1は起動しないようです。
仕方ないので、先にRasbianをインストールし、
そこからRetroPiをインストールする方式に。
Rasbian Buster Liteをダウンロード
Raspbian Buster with desktopは起動しませんでした。
なので、コマンドのみのRaspbian Buster Liteをダウンロード。
再度FAT32でSDをフォーマットしWin32DiskImagerで書き込み
書き込んだSDカードでRaspbian Buster Liteを起動
こちらは問題なく起動してきました。
ログインパスワードは
ID:pi
PW:raspberry
Wifiを設定。SSHを有効(作業効率UPの為)
マイクロSDカードをPCで読み込ませ、
SDカードのルート(最上位)に
SSHというファイル(拡張子なし)を作成
同じくルートにwpa_supplicant.confというファイルを作成
wpa_supplicant.confに下記の内容を入力して保存
(pskはWiFiのパスワード)
メモ帳では改行コードで問題が発生する可能性があるので、
エディタで書いてからコピペがいいようです。
country=JP ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev update_config=1 network={ ssid="XXXX" psk="XXXX" }
上記2ファイルを作成したSDカードでRaspberryPiで起動すると、
自動でWiFi設定がOSに書き込まれます。
さらに上記で作成したファイルは自動で削除されます。
同じ事を、
sudo raspi-configでGUIで実施も可能。
Network Options > Wi-fi > JP Japan > SSIDを入力 > パスワードを入力
Localisation Options > Change Wi-fi Country: Wi-Fiを使う場合はJPにしないと5Ghzが有効化されない
Interfacing Options > SSH
gitコマンドでRetroPi4をインストール
上記でWiFiとSSHを有効にしたので、
同じネットワークのPCからTeraTermで接続できます。
PCからの作業の方がコピペもできますし圧倒的に楽。
しかしながら、gitがインストールされていないようで、
command not foundのエラーが表示される
下記コマンドでgitインストール
sudo apt-get install git
なぜかエラーでインストールができない。
何度もやり直していたらインストールできました。
原因は不明・・・
下記コマンドでRetroPi4をインストール
git clone --branch fkms_rpi4 --depth 1 --single-branch https://github .com/RetroPie/RetroPie-Setup.git
インストール完了後、Update,Upgradeを実行
sudo apt-get update sudo apt-get upgrade
retropie_setup.shの実行
cd RetroPie-Setup git fetch && git checkout fkms_rpi4 :エラーでしたが無視 sudo ./retropie_setup.sh
上記Shellを実行するとGUI画面になります。
Basic Installを選択し実行。
インストール完了すると、RetroPiのConfigrationだけの表示になります。
これで基本的なエミュレーターはインストールされました。
同じネットワークにあるPCのネットワークに
retropiが表示されるので、そこを開くと、
biosやromのフォルダが参照できます。
rom内の各エミュレータのフォルダに1つ以上のromを入れると、
RetroPi側のメニューバーにもエミュレータのアイコンが表示されます。
(反映にはEmulationStationの再起動が必要)
SDカード領域拡張
256GBをマイクロSDカードを使用しているのですが、
このままだと、容量をフルに使えないという状態です。
せっかくの大容量カードが宝の持ち腐れに・・・
なので、領域の拡張が必要になります。
sudo raspi-config
またはRetroPiのCONFIGRATIONからraspi-config
RetroPiのメニュー画面からコマンドモードに移るには
キーボードのF4を押します。
Advanced Options > Expand Filesystemで自動で領域が拡張されます。
RetroPi4の設定
コントローラー設定などが必要なのですが、簡単ですし、
だいたいわかると思うので割愛
あとはメニューのRetroPiのCONFIGRATIONから
RetroPi-SetUPを起動し、
optional packageやexperimental packageから、
好きなエミュレーターを追加したり、
SCRAPER(現在未解決)を設定したりご自由に。。。
【参考】
【補足情報】この方法でもRetroPi4がインストールできました
下記のイメージだと、rasbian buster liteをインストールする事なく、
いきなりRetroPiが起動できました。
retropie-buster-4.5.8-rpi4.img.gz
ntpの設定(時刻が気になる人)
ntpインストール
sudo apt-get update && sudo apt-get -y install ntp
ntpサーバ変更
sudo nano /etc/ntp.conf #pool 0.debian.pool.ntp.org iburst #pool 1.debian.pool.ntp.org iburst #pool 2.debian.pool.ntp.org iburst #pool 3.debian.pool.ntp.org iburst pool ntp.nict.jp iburs
ntpサービス再起動
sudo service ntp restart
時刻同期状態確認
ntpq -p
*マークがついていれば同期されているという事
軽くはまった所
画面表示異常
7インチの液晶を購入し、解像度が1024*600だったのですが、
表示はされるのですが、左端に線が表示される状態でした。
よく見ると、線ではなく、右側に表示されている部分がズレて、
左側に表示されているようです。
1024*600という解像度の設定はそもそもRaspberryPiにはない設定のようで、
それで表示がおかしくなっていたようです。
購入したモニタ
下記コマンドでconfig.txtを編集
sudo nano /boot/config.txt
下記の情報を追記
hdmi_group=2 hdmi_mode=87 hdmi_cvt=1024 600 60 3 0 0 0
再起動すると画面表示は正常になりました。
【結果】
SEGA Satuenは相変わらず重くて使用に耐えない状態ですが、
DreamCast、Nintendo64は実機同様になりました。
快適に遊べ、控えめに言って最高です。