帰国予定日?
本日午後の飛行機で日本に帰る・・・・はずだった。
しかし我々の旅はまだ終わらない。
実は昨日二人で相談をした。
このまま帰っていいのか?と。
まだ燃え尽きてないだろうと。
自分はバイクで台湾一周し、台北駅で野宿までし、そのせいもあってかテンションが最高潮。
しかしY氏はなぜかテンションダウン。
はぐれたからか?疲れてる?
しかしY氏も旅を愛する男。
このまま引き下がるはずもなく、バイクのなくなった我々は、次は公共機関で旅を続ける事を決めた。
昨日エバー航空へ電話して帰国日を再度変更したのだった。
帰国日は9/21。9/4→9/14→9/10→9/21と3回目の変更。
エバー航空の係りの人、めんどくさい客でごめんなさい。
それにしてもIPHONEをフル活用している。
SKYPE OUT(スカイプアウト)を使えば普通に日本に電話できるし、しかも1分3円位と安い。
今回の旅でIPHONEがなかったら、結構大変だったと思う。
大変だった事はそれはそれで思い出にはなるのだが、便利なのに越した事はない。
自分がバイクで日本一周した当時は携帯さえなかった。
その便利さを支えるのが台湾のWIFI事情。
結局台湾全土のセブンイレブンでWIFLYは使えた。
日本も見習って欲しいと思う。
最近は日本も少しずつ良くなっていているようだが。
ここからはまったく予定していなかったので、ざっくりと計画をたてた。
せっかく台湾に来たんだから離島にも行こうという事で、澎湖(ポンフー)島と、緑島に行く事に決める。
電車、飛行機、船、バスと、台湾の交通機関の陸海空を全制覇できるし。
細かい予定は行く先々で決めよう。
澎湖(ポンフー)島と、緑島は、台湾の西側と東側とに離れているので、この計画で行くと、最終的に台湾をもう1周する事になる。
台湾1周ツーリングプラスもう1周の旅の始まりだ。
台北をほとんど見ていない事と、バイクで走り回った疲労回復の目的もあり、本日は獅城大旅館に連泊する事を決め、フロントのおばちゃんの所へ。
すると今は中秋節なので少し高くなると言われる。
1200元(当時レートで約3200円)
一人600元なら全然OK。
台北で登山?
本日は登山をする予定だ。
特に登山が趣味というわけではないのだが、「象山」という山に登る。
山というか小高い丘位なのだが、台北101がきれいに見えるそうだ。
台北は別行動で観光をするつもりだったので、ほんとは一人で行く予定だったのだが、Y氏も行きたいとの事で一緒に行く。
暑かったし二人で割り勘にできるのでタクシーで象山入り口に向かう。
象山入り口付近にはこんな感じで看板があります。
登山開始・・と言っても低い山ですが。
登山道の途中からも台北101が見える。
象山をなめていた。
かなりの急勾配。
まだ起きてから1時間もたっていないので体にこたえる。
象山入り口から約20分で一番良く見えると「思われる」場所に到着。なかなかの絶景。しかしながらここまで結構な急こう配でヘトヘト。もしかしたらもっと上にいい場所があるかもと思ったが、登山道の先を見ると山の中に入っていく感じだし、服は汗でビチョビチョなので、これ以上進むのはやめておいた。
象山を下り、近くのゼブンイレブンで涼む。
汗びっしょりだ。
これ以降は本日はY氏と別行動をする予定。
それはなぜかと言うと二人の趣味嗜好が大きく異なるからだった。
自分はゲーム、マンガ、コンピュータ等、いわゆるオタク的な事が大好き。
Y氏はというと、そういうものには一切興味がない。
台北はそういうマニアックなスポットも多くあるので、それにY氏を付き合わせるのは酷というものだ。
とりあえず一緒に台北101の展望台に登って、そこからは別行動という事になった。
またまた楽をしてタクシーで台北101へ。
東芝製の世界最高速エレベーター乗り展望台へ。
展望台で景色よりも気になったビールフロート。
ビールにアイス・・
値段も高いしおいしくないと思うので食べなかった。
台北街散歩
もう昼過ぎになりお腹がすいたが、台北101のレストラン街は我々には高級すぎるのでパス。
最寄りの地下鉄の市政府駅までの道沿いにも、食べたいようなものはなく、昼飯はそれぞれで食べる事にして、夜まで別行動としY氏と別れた。
Y氏と別れ、一人で本屋に行く。
何度か行った中国でも本屋に必ず行っている。
見てるだけで楽しい。
誠品書店敦南店へ行ってみる。
24時間営業のかなり大きな書店だった。
中華圏の人はなぜ本屋で立ち読みではなく座り読みをするのだろう。
中国でもそうだったが、台湾でも同じだった。
買いたい雑誌も結構あったが、今買っても荷物になるだけなので1冊だけでやめておく。
いつまでも本屋にいてもキリがないので、そろそろ次へ。
台湾の電脳街 光華商場へ行く。デジタルジャンキーには見逃せない場所だ。
光華商城へ行くのに乗ったタクシーの運ちゃんに、「日本人?」と聞かれ、そうだと答えると、「それはいい、日本は最高」「日本は綺麗」だと褒め殺し。
韓国人は大嫌いだと言っていた(韓国の人に悪気はないです)。
なぜ?と尋ねると、「台湾人の韓国人に対する印象は良くない」と言っていた。しかし台湾のTVでも日本と同様に、少女時代やKARAは人気のようだった。
TVを見る度に、どこかのチャンネルで必ず見かける。
まもなく光華商場到着。
光華商場周辺は小さい電器屋が連なり、まるで秋葉原の裏通りのようだった。
なんと台湾にもドスパラがあった。
店名カタカナでも書いてあるし。
メインである光華商場のビルに入る。
中には多くの店が入っている。
ゲームやPC、カメラなどなどデジタル製品でいっぱい。
ゲーム売り場で「戦地風雲3」と書いてあるポスターは何かと思ったら「BattleField3」だった。
光華商場は、自分の場合下手すると半日くらいすぐたってしまいそうなので、全フロアをざっと見るだけで出る。
少し残念だったのは、ほとんどの店が「健全」だった事。
海賊版や、コピー商品等、うさん臭そうな物がほとんどなかった(少しありましたが)やはり中国とは大きく違う。
話によると、台湾も昔はそれ系のものも多かったそうだ。
うさん臭い物がないというのはいい事なんだけど、何か物足りない。
タクシーばかり乗ってるので、いいかげん電車にも乗ろうと思い、光華商場の最寄駅の忠孝新生駅まで歩く。
歩いて7、8分。
台北駅まで二駅。
台湾の電車は自転車を乗せる事ができるようで自転車を置くスペースがある。
さすが自転車大国。
台北地下街ダンジョン
すぐに台北駅到着。
台北駅地下街では面白い集団をよく見かける。
広いスペースが結構あるのでそこで中学生か高校生かわからないが、文化祭か何かで使うようなものを作っている集団や、ダンスの練習をしている集団などなど。
広いスペースに鏡が張ってあり、ダンススタジオのようになっている所もあった(まさかダンス練習専用スペース?)
何度も言いますが、ダンス練習場でなく台北地下街の片隅です。
広い地下街の空きスペースを利用し、若者が思い思いにいろんな事をしている。
まだ店も開いていない朝早くにも、ダンスの練習をよく見かけた。
冷暖房完備だし、天気も関係ないし、最高の場所だと思う。
台北地下街は迷路のように複雑で広大なのだが、自分の大好きなお宅系スポットもたくさんあったりする。
ゲームショップ、マンガ専門店、フィギュアショップなどなど。
その頃Y氏はアウトドアブランドのパタゴニア台北店へ。
彼が大好きなブランドだ。
とにかく値段が高い。
買う予定はないが、見てみたかったとの事。
自分には時間がいくらあっても足りない台北巡りの1日だった。
地下街の適当な所で牛肉麺を食べ、ホテルに帰り着いたのは20時頃だった。
Y氏はホテルの近くに吉野家を見つけ、かなりご機嫌だったが、疲れたようですぐに就寝。
自分はホテルの部屋の無線LANで日本の友人とメール。
生配信が見たいとの事で、ホテルから徒歩10分位で行ける寧夏夜市へ。
その友人の、「女を撮ってくれ」、「ナンパしてくれ」等の無茶な要求には応じる事はできず、夜市をIPHONEで生中継しながらブラブラし、深夜にホテルへ帰還した。
連泊中のこのホテル・・実はちょっと怖い。
フロントのおばさんは、めちゃ愛想がいいのだが、いつもその近くに50~60代位のおじさんがいる。
服から覗く腕、足、首に刺青。
という事は恐らく全身刺青。
もちろん若者がよくしてるファッションっぽい奴ではない。
服装もいつもステテコっぽい、例えるならバカボンのパパみたいな格好。
想像すると笑えるけど、実際にあの格好で、しかも全身刺青の人見たら笑い事ではない。
本気で怖い。
間違いなく本職か、元本職だろう。
まさにリアルモンガ(「モンガ」2010年に台湾で超ヒットした台湾ヤクザ映画)
しかもフロント通る度に、彼はおばちゃんとの会話を止めジーッと見つめる。
フロント正面にエレベータがあるので、エレベータを待っている間、視線を感じる。
しかもぼろいホテルなので、エレベーターが来るのが遅いのなんの。
さらに毎晩深夜1時、2時位に部屋が揺れるほどの「ドカン!ドカン!」という騒音。
子分にヤキでもいれてるのか?(どこからの音は不明ですが)
実はちょっと怖いのではなく、かなり怖い。
一般人、しかもお客の旅行者に危害を加える事はないとは思うが。